【Sリーグブランディング計画①。河内一馬さんのnote】~第7話~

シンガポール編 第7話
【Sリーグブランディング計画①。河内一馬さんのnote 】

シンガポール編 第6話【Sリーグよりプレミアリーグ?】

こんにちは!
最近、noteを読むことにハマっている浅岡大貴ことDです。
noteとは簡単に言うと、ちょー簡単に書けるブログみたいなもの。

このnoteはJFAアカデミー時代の僕の先輩のともさんのnote。
「周りに勝とうするのではなく、まず自分に勝とうよ」という話で
何かに悩んでいるあなたにとって、きっとタメになる内容になっていると思う。
是非ご一読を。

今話の内容

もう一つ今僕の中でハマっているnoteがある。
というより、ハマっている人がいる。
それは河内一馬さんという方。
その人が書いているnoteに僕はハマってしまった。

河内さんのnoteを読んでいて、
Jリーグだけでなく、Sリーグもこの考えをもとに各クラブが改善していけば、
前話の【第6話】でお話しした「シンガポールにおけるSリーグの人気度」を
改善できるのではないかと思った。
しかし、まずは河内さんの考えを正確に理解しなければ、
その話もできないので、今話は河内さんのnoteについてのお話をしようと思う。

【今話の内容】
Sリーグをブランディングするために河内一馬さんのnoteを理解する

河内さんのnote

【序章】強いからかっこいいのか、かっこいいから強いのか——。 “弱い”と”ダサい”の因果関係

【第2章】”ダサい”組織が死ぬ理由——。なぜサッカークラブは”クール”でなければならないのか
【第3章】Jリーグが必ずハマる”罠”——。 スポンサーの獲得は「正義」か「悪」か

河内さんの仮説

全てのサッカークラブはブランド化する

サッカーの知識だけで勝てる時代はとうに終わり、

全てのサッカークラブは自チームをブランディングしなければ、
小さなクラブはビッククラブになれず、
ビッククラブは小さなクラブへと衰退の運命をたどることになると提言している。

ブランディングをするとはどいうことか?

「客観的」に受けそうなものを探すことではなく、

「主観的」にブランドの魅力を提案すること。
受信側が「まだ気付いていない」魅力に気付かせること。
「これがクールだ」とブランド側が受信側に主張すること。
すなわち、

クラブを「ブランディング」する=「クール」なクラブになる


ということ。

クールとダサいの違いは?

クールとダサいの違いはそれを造るためにかける『時間』
クールになるには長期的思考が必要。
ダサくなってしまうのは短期的思考なため。

なぜクールなクラブを目指すべきなのか?

クールなクラブになることで結果として強いクラブになれる

なぜクールなクラブは強くなれるのか?

クラブは以下の4つのどれかに当てはまる

時間 難易度
クールで強い 長時間 高難度
ダサくて弱い 短時間 低難度
クールで弱い 長時間 低難度
ダサくて強い 短時間 高難度


①と②は議論の余地なし。

問題
③クールで弱いクラブと
④ダサくて強いクラブは
存在するのか?ということ。
結論
クールで弱いクラブ⇒クールで強いクラブに着地し、
ダサくて強いクラブ⇒ダサくて弱いクラブに着地する。
理由

『クールで弱いクラブ』
シーズン単位の勝利(長期的な勝利)が欲しい(願望)
という長期的思考(ビジョン有)

→長期的思考(ビジョン有)なため明確な監督・選手選びをする

→その監督・選手たちはシーズンの勝利が欲しいという願望的にプレーする
→個性・積極性・適応性うまれ・視野広がる
→試合に勝てる
たとえ負けたとしても長期的思考を持っているため、
目指すべき方向性がブレずいずれは回復する。
クールで強いクラブになる

『ダサくて強いクラブ』
目の前の試合(短期的な勝利)に勝たなければいけない(義務)
という短期的思考(ビジョン無)
→短期的思考(ビジョン無)なため曖昧もしくわ理由のない監督・選手選び

→その監督・選手たちは目の前試合に勝たなければという義務的にプレーする
→個性・積極性・適応性なくなり・視野狭なくなる
→試合に負ける
たとえ、勝ったとしてもサッカーは偶然による勝利が多いため、
その勝利は長期的勝利からは遠ざかっている。
勝ち続けても正しいプロセスが踏めているとは限らないので、待っているのは転落。
ダサくて弱いクラブになる

再結論
強いか弱いよりクールかダサいかが重要。
クールが強さを生み、ダサさが弱さを生む。

クールを目指すことで強いクラブになれる。

では、クラブを「ブランディング」=「クール」にするには?


『視覚』『哲学』『機能』の3つを
ブランディングしていくことでクールなクラブになれる。
しかし、お互いに影響を与える一貫性が必要で、
それぞれの要素をバラバラに考えてはいけない。
河内さんはこれをブランディング三角形と呼ぶ。

①視覚=クールorダサいの判断

ブランディングを構成する最重要要素
受信側は『視覚』からの情報で、
それが自分にとってクールorダサいを判断。

例)ファンションアイテムと化したサッカー

ファンにとって応援の際にスタジアムで着るものだったユニフォームは
街中で着れるクールなものへと進化。

いわば、私服(ファッション)のひとつとして扱われるようになる。
最近でいうと、2018年W杯のナイジェリア代表の広告が良い例。

②哲学=クラブのビジョン、思考、色

【『哲学』→『視覚』への影響】

例)スポンサーロゴとユニフォーム
ユベントスのユニフォームは、
スポンサーである「Jeep」のロゴが
ユニフォームのデザインの一部に溶け込んでいることが分かる。

対してJリーグクラブのユニフォームは、
地域密着という『哲学』に基づいて地域内でスポンサーを選択しているため、
ユベントスのユニフォームに比べ、クールさがないようにみえる。
(ここには敢えてそれらのユニフォームは掲載しないため、
各々でJリーグクラブのユニフォームを見てほしい。
)
つまり、地域密着という『哲学』が知らぬ間に
ユニフォームという『視覚』に影響を与えているのである。

【『哲学』→『機能』への影響】

例)『哲学』がないクラブ
『哲学』=『ビジョンや色』がない場合、
どんな監督、選手、スタッフを配置すればいいか明確でないため、
人事が成立せず、クラブは『機能』しない。
仮に色のある監督が入り、ピッチ上で『機能』し始めたとしても、
ピッチ外ではビジョンがないため、クラブが完全に『機能』しているわけではなく、
また、その監督がいなくなった瞬間、ピッチ上の『機能』も停止する。

③機能=ピッチ内外でクラブが機能しているかどうか

【『機能』→『視覚』『哲学』への影響】
クラブの「機能」=サッカーの内容やクラブの運営・文化に魅力が高ければ、
『視覚』に「クール」という影響を与えることができる。逆に、
見た目がかっこよくても(『視覚』がクール)、
考え方がかっこよくても(『哲学』がクール)、
『機能』が伴っていなければ「かっこいい」=「クール」と思えないこともある。

「長期的思考」を持った「クール」なクラブ

ユベントス


ユベントスはクールなクラブになるべく、
『視覚』として重要な「エンブレム」を「ロゴ」に変更した。
これは単純に『視覚』を狙って「ロゴ」を変更しただけで
なく、
新たな道のりを歩み始めたという『哲学』も示したのである。
先ほど話したスポンサーロゴとユニフォームもそう。
そして、クールなクラブを目指したユベントスは

クールな選手を獲得することにも成功した。
そう、クリスティアーノ・ロナウドである。

クリロナの移籍発表後、
レアルのインスタグラムのフォロワーは48時間で100万人減り、
ユベントスのフォロワーは100万人増え、今では1000万人を超えた。

ユベントスは元から強いクラブであったが、さらに強いクラブへと
進化しているのである。

マンチェスター・シティ

マンチェスターシティが中堅クラブからビッグクラブになれた理由。
それは得た「金」でブランディングを行ったからである。
マンCはただスターな選手たちを買いあさることなく、
まず長期的思考を持ったことにより、
長期的思考を持った監督を呼ぶことができた。
それがグアルディオラだ。

グアルディオラはマンチェスター・シティに移籍を決めた際のインタビューで、
クラブが「長期的なビジョンを持っていた」ことを理由に上げていたそう。
長期的思考が長期的思考を集めたのである。
グアルディオラが長期的思考を持った監督だということは
今流行りのALL or NOTHINGを見れば分かるだろう。
ユベントスにしても、マンCにしても長期的思考を持ったことによって、

クールなクラブへと生まれ変わることができたのである。

まとめ

一通り河内さんのnoteを端的にまとめてはみたが、
恐らく言葉足りずな部分が多いと思う。
また僕が誤って解釈してしまっている部分もあるかもしれない。
そのため、河内さんのnoteを是非読んで欲しい。
僕はこのnoteを何度も何度も読み返し、必死に理解しようとした。
なぜなら、これは
クラブをブランディングする
という大きな集団だけの話だが、ただそれだけでなく、
自分という個人にも当てはまることだと思ったからである。
自分をブランディングする。

セルフブランディング
である。
このセルフブランディングについては、
また別の機会に詳しくお話する機会を設けたいと思う。

最後に一つ。
河内さんのnoteはまだ終わりではない。
「ダサい『視覚』は『機能』に影響を与え得るのか?」や
「どのようにクラブはブランディングしていくべきか」、
「どうすればクールなクラブになれるか」をこれから述べてくれるそう。
非常に楽しみである。
それではまた。

シンガポール編 第8話【決戦の日にプロ21年目の言葉を】


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